現場でのデータ活用

企業実績の現状分析には、自社の強みも弱みも正確に反映している販売データの分析は欠かせません。

しかしながら、「データ分析」というと、何か専門家が行う難しいもののように感じる人が多いのですが、ここではむしろ、「営業現場だからこそできるデータ活用の方法」を提案していきます。

  • データを見る「視点」を決めて、データを集計し、加工(作表や見える化)する
  • その結果から傾向と変化を読み取り、問題点や課題の候補を抽出して仮説を立てる

営業現場のデータ分析の目的は、最終的には拡販策の検討ですから、ここに的を絞れば、データの集計や加工の方法と結果の見方はある程度決まってきます。

販売データの集計・加工方法と結果の判定の手順(ストーリー)を一つのフレームワークとして標準化することにより、「チームみんなで行うデータ活用」が実現するのです。

ここでは、現状分析と拡販策立案に適した手法と活用法を紹介していきます。
すべてグループミーティングの定型資料として勧めたい、直感的な集計表とグラフ達です。

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2020.07.13
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2020.07.12
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2020.07.11
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2020.05.31
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